【飯山市】注文住宅の土地探し完全ガイド-相場・エリア・選び方まで解説

長野県飯山市は、北陸新幹線飯山駅の開業によって首都圏からのアクセスが飛躍的に向上し、日本のふるさとの原風景が残る自然豊かな環境が魅力的な街です。

土地価格は長野市の約4分の1程度と非常にリーズナブルで、広い土地を確保しやすいことから、注文住宅を建てる土地として注目を集めています。

しかし、飯山市は特別豪雪地帯に指定されており、土地探しでは「豪雪地帯ならではの注意点は何か」「どのエリアを選べばいいのか」「相場はどれくらいなのか」といった疑問が生じるものです。

特に初めて土地を購入する方や、雪国での暮らしに慣れていない方にとっては、克雪対策や冬季の生活についても考慮する必要があります。

この記事では、飯山市で注文住宅を建てるための土地を探している方に向けて、土地選びの基礎知識から2025年最新の価格相場、飯山駅周辺・静間・木島など人気エリアごとの特徴、豪雪地帯特有の重要チェックポイントまで、飯山市の土地探しに必要な情報を網羅的に解説します。

実際の取引データや公示地価といった一次情報をもとにした信頼性の高い情報をお届けしますので、ぜひ土地選びの参考にしてください。

目次

注文住宅を建てるなら知っておきたい|土地の種類と選び方

注文住宅を建てるための土地には、大きく分けて3つのタイプがあります。それぞれの特徴を理解して、自分に合った選択肢を見つけましょう。

土地の種類設計の自由度手続き主なメリット主なデメリット
建築条件なし土地やや複雑・工務店を自由に選べる<br>・間取りや建材を自由に決定<br>・複数業者から見積もり可能・土地探しと業者選びが別々<br>・住宅ローン手続きが複雑
建築条件付き土地・宅地分譲スムーズ・手続きが一本化<br>・資金計画が立てやすい<br>・インフラ整備済みが多い・建築業者を選べない<br>・設計の自由度が制限<br>・契約期間内の決断が必要
工務店に相談して土地探し一貫対応・専門家の判断を得られる
・地盤や接道を事前確認
・土地と建物を総合検討
・最初の相談先選びが重要

①建築条件なし土地

建築条件なし土地とは、土地を購入後、どの工務店やハウスメーカーに依頼するかを自由に選べる土地のことです。

飯山市内では、飯山駅周辺や静間エリアなどで見つけることができます。

最大のメリットは、設計の自由度が高いことです。好きな工務店やハウスメーカーを選び、間取りやデザイン、使用する建材まで自分の希望通りに決めることができます。

特に豪雪地帯である飯山市では、克雪対策に精通した地元工務店を選ぶことが重要です。

また、複数の業者から見積もりを取って比較検討できるため、予算に合わせた最適な選択が可能です。

融雪設備や耐雪構造など、雪国特有の設備についても複数の提案を比較できます。

一方で、土地探しと建築業者選びを別々に進めなければならないため、手間と時間がかかります。

また、土地と建物を別々に契約するため、住宅ローンの手続きが少し複雑になる点にも注意が必要です。

②建築条件付き土地・宅地分譲

建築条件付き土地とは、特定の工務店やハウスメーカーで建築することを条件に販売される土地です。

飯山市内でも、駅周辺エリアなどで分譲地が開発されています。

この土地の特徴は、土地購入から建築まで一貫して同じ業者が対応するため、手続きがスムーズに進むことです。

住宅ローンの審査も一本化できるため、資金計画が立てやすいというメリットがあります。

また、分譲地の場合は道路や上下水道などのインフラが整備済みであることが多く、追加費用の心配が少なくなります。

除雪体制が整っている分譲地もあり、冬季の生活の不安を軽減できます。

ただし、建築業者を自由に選べないため、設計の自由度は建築条件なし土地に比べて制限されます。

契約期間内に建築工事請負契約を結ぶ必要があるため、じっくり検討する時間が限られることも留意しておきましょう。

③工務店・ハウスメーカーに相談して土地探しから始める

土地選びに不安がある場合は、最初から工務店やハウスメーカーに相談するという方法もあります。

特に豪雪地帯である飯山市では、この方法が非常に有効です。

飯山市内で実績のある地元工務店なら、地域の土地情報に精通しており、希望に合った土地を提案してくれます。

また、豪雪地帯での建築経験が豊富なため、克雪対策についても的確なアドバイスを受けられます。

専門家と一緒に土地を探すことで、建築に適した土地かどうかをその場で判断してもらえます。

地盤の状態、接道の状況、用途地域、そして冬季の除雪状況や日照条件など、素人では見落としがちな重要ポイントをチェックしながら土地探しができるため、失敗のリスクを減らせます。

また、土地の特性に合わせた建築プランを最初から考えることができ、予算配分も土地と建物を総合的に検討できるため、無理のない資金計画を立てやすくなります。

【2025年最新】飯山市の土地価格相場と人気エリアの特徴

飯山市で土地を購入する際には、まず市内の価格相場を把握しておくことが大切です。

ここでは国土交通省の公示地価データや実際の取引データをもとに、最新の相場情報をご紹介します。

飯山市内主要エリアの土地坪単価(2024年)

国土交通省の公示地価データと実際の取引データから、飯山市の最新価格相場を整理しました。

飯山市の土地価格相場(2024年)

項目価格(㎡単価)価格(坪単価)
住宅地(公示地価)1万6,368円/㎡5万4,110円/坪
商業地(公示地価)2万4,900円/㎡8万2,314円/坪
実際の取引価格1万1,000円/㎡3万7,000円/坪

用途別に見ると、住宅地の平均は坪単価約5万円前後、商業地は坪単価約8万円前後となっています。

実際の取引価格では坪単価3.7万円程度と、公示地価よりも低い価格で取引されているケースが多く見られます。

飯山市の土地価格は、県庁所在地である長野市の平均坪単価24万円/坪と比較すると約4分の1程度で、隣接する中野市の平均坪単価約13万円/坪と比較しても半額以下です。

北陸新幹線飯山駅の開業により首都圏からのアクセスが向上したことを考えると、非常にコストパフォーマンスに優れたエリアと言えます。

飯山駅周辺エリア

北陸新幹線の飯山駅は、東京まで約1時間50分、長野駅まで約13分でアクセスできる利便性の高い駅です。

駅前には商業施設やホテルも整備され、観光客も多く訪れるエリアとなっています。

飯山駅周辺エリアの特徴は、何といっても交通利便性の高さです。新幹線の開業により首都圏への日帰りも可能になり、通勤・通学の選択肢が大きく広がりました。

また、市役所や医療機関、商業施設も徒歩圏内にあり、日常生活の利便性が高い立地となっています。

駅周辺は市内でも比較的地価が高いエリアですが、それでも坪単価は6万円〜11万円程度と、長野市や中野市と比較すれば非常にリーズナブルです。

首都圏への通勤を考えている方や、駅前の利便性を重視したい方には最適なロケーションです。

冬季は市の除雪体制が整っており、主要道路は早朝から除雪が行われるため、比較的安心して生活できます。

静間エリア

飯山駅から車で数分の距離にある静間エリアは、駅へのアクセスと住環境のバランスが取れた人気エリアです。

このエリアの魅力は、駅前の利便性を享受しながら、静かな住宅地としての落ち着いた環境が保たれていることです。

第一種住居地域に指定されているエリアが多く、良好な住環境が維持されています。

実際の取引データを見ると、静間エリアでは坪単価2万円〜8万円程度で土地が取引されており、飯山駅周辺よりもやや手頃な価格帯となっています。

広めの土地を確保したい方や、駅へのアクセスを維持しながらコストを抑えたい方におすすめです。

周辺には小学校や中学校もあり、子育て世代にも適したエリアと言えます。

木島エリア

飯山市の南部に位置する木島エリアは、のどかな田園風景が広がる住宅地です。

このエリアの最大の特徴は、土地価格が非常にリーズナブルであることです。取引データでは坪単価1万円〜4万円程度で、飯山市内でも特に手頃な価格帯となっています。

広い土地を確保して、ゆとりある住まいを実現したい方に適しています。

また、農業を営みながら暮らしたい方や、家庭菜園を楽しみたい方にも人気のエリアです。

飯山市は米の名産地として知られており、豪雪地ゆえの雪解け水がミネラル豊富な地下水となって農作物に恵みを与えています。

駅からはやや距離がありますが、車があれば日常生活に不便はありません。

のどかな環境で子育てをしたい方や、自然に囲まれた暮らしを求める方におすすめのエリアです。

その他の注目エリア

飯山市内には、他にも注目すべきエリアがあります。

北飯山駅周辺は、JR飯山線の駅に近い利便性がありながら比較的手頃な価格の土地が見つかることがあります。長野方面への通勤・通学に便利な立地です。

常盤エリアでは、自然環境に恵まれた閑静な住宅地が広がっています。

取引データでは坪単価1万円以下の物件も見られ、予算を抑えて広い土地を確保したい方に適しています。

また、都市計画区域外のエリアでは、坪単価が非常に安く、田舎暮らしを実現したい方には魅力的な選択肢となります。

ただし、インフラ整備の状況や冬季の除雪体制などを十分に確認する必要があります。

周辺市との価格比較

飯山市の土地価格を周辺自治体と比較すると、その魅力がより明確になります。

自治体平均坪単価飯山市との比較特徴
長野市約24万円/坪約6.5倍県庁所在地、新幹線で13分
中野市約13万円/坪約3.5倍隣接市
飯山市約3.7万円/坪特別豪雪地帯、新幹線駅あり
木島平村約3万円/坪わずかに安い隣接村、スキー場で有名

長野市の平均坪単価は約24万円/坪で、飯山市の約6.5倍です。

北陸新幹線を利用すれば長野駅まで13分程度でアクセスできることを考えると、飯山市は長野市のベッドタウンとして非常にコストパフォーマンスが高いと言えます。

中野市が36,400円/㎡であるのに対し、飯山市は20,450円/㎡となっており、飯山市の方が割安な水準にあります。

積雪対応コストを考慮しても、土地取得費を抑えられるメリットがあります。

今後の価格見通し

飯山市の地価動向を見ると、2024年の公示地価は前年比-0.99%と微減傾向にあります。

住宅地は-0.75%、商業地は-1.97%と、いずれも緩やかな下落が続いています。

実際の取引価格では2024年に前年比+42.3%と大きく上昇していますが、これは飯山駅に近い好立地物件が取引されたことによる影響と考えられます。

長期的には、人口減少の影響を受けながらも、北陸新幹線飯山駅の存在が一定の需要を支えることが予想されます。

特に、リモートワークの普及により都市部からの移住需要が高まれば、駅周辺エリアでは価格の安定や上昇も期待できます。

ただし、豪雪地帯特有の冬季の生活負担から、駅から離れた地域や除雪体制が整っていないエリアでは、需要の減少により価格が下がる可能性もあります。

<データ引用元>
国土交通省 不動産情報ライブラリ
https://www.reinfolib.mlit.go.jp/

飯山市で注文住宅を建てるための土地選び|失敗しないための重要チェックポイント

土地を購入してから「こんなはずじゃなかった」と後悔しないために、事前に確認すべき8つのポイントを詳しく解説します。

特に豪雪地帯である飯山市では、雪国特有の注意点も含めて慎重に検討する必要があります。

①立地条件|駅・学校・商業施設へのアクセスと将来性

土地選びで最初に考えるべきは立地条件です。

北陸新幹線飯山駅やJR飯山線の駅へのアクセスは、首都圏や長野市へ通勤・通学する方にとって重要な要素です。

駅から徒歩圏内であれば利便性は高まりますが、その分土地価格も上昇します。

子育て世代の場合は、小学校や中学校までの距離も重要です。飯山市内には複数の学校がありますが、学校までの通学路の安全性や、冬季の通学路の除雪状況も合わせて確認しましょう。

スーパーやコンビニなどの商業施設へのアクセスも日常生活に直結します。飯山駅周辺には商業施設がありますが、郊外エリアでは車が必須となります。

また、将来的な地域の発展性も考慮に入れましょう。北陸新幹線飯山駅周辺は今後の開発が期待されており、資産価値の維持や上昇が期待できます。

②予算配分|土地と建物のバランスを考える

注文住宅を建てる際の予算配分は、一般的に土地と建物で5:5、または4:6程度が目安とされています。

飯山市で3000万円の予算がある場合、土地に1200〜1500万円、建物に1500〜1800万円という配分が一つの目安になります。

ただし、飯山市は豪雪地帯であるため、建物には克雪対策の費用も考慮する必要があります。

融雪設備や耐雪構造、断熱性能の向上など、雪国特有の設備には通常よりも費用がかかります。

そのため、土地にお金をかけすぎると、必要な克雪対策や断熱対策に予算を割けなくなる可能性があります。

飯山駅周辺エリアで100坪の土地を購入しようとすると、土地だけで550〜1100万円程度かかります。

一方、木島エリアや常盤エリアであれば、同じ面積でも100〜400万円程度で購入できる場合もあります。

土地と建物のバランスを考え、克雪対策も含めた総合的な資金計画を立てることが大切です。

③土地の形状・方角・高低差・積雪|建築プランへの影響

土地の形状は、建築プランに大きな影響を与えます。

正方形や長方形に近い整形地は、建物の配置がしやすく、デッドスペースも少なくなります。

一方、三角形や台形などの変形地は、設計の工夫が必要になり、場合によっては希望する間取りが実現できないこともあります。

南向きの土地は日当たりが良く、冬季の日照を確保しやすいため、豪雪地帯では特に重要です。

飯山市は冬季に曇りの日が多く、貴重な晴れ間に日光を取り込める設計が快適な暮らしに直結します。

土地に高低差がある場合は、盛土や切土の造成工事が必要になり、追加費用がかかります。

また、道路より高い位置にある土地は水はけが良い反面、冬季の雪かきで雪を下ろす場所の確保が課題になることもあります。

豪雪地帯特有の注意点として、屋根からの落雪スペースの確保が重要です。

飯山市では平年の積雪量が2〜3メートルに達することもあり、屋根から落ちた雪の置き場所を考慮した土地選びが必要です。

隣地との境界から十分な距離を確保できる広めの土地が理想的です。

④用途地域・建ぺい率・容積率|希望の家が建てられるか

用途地域とは、その土地にどのような建物が建てられるかを定めたルールです。

飯山市内には、第一種低層住居専用地域、第一種住居地域、近隣商業地域などの用途地域が設定されています。また、都市計画区域外のエリアも多く存在します。

第一種低層住居専用地域は、低層住宅のための地域で、閑静な住環境が保たれます。第一種住居地域は、住居の環境を守りつつ、店舗なども建築できる地域です。

建ぺい率とは、土地面積に対する建築面積の割合です。飯山市内の住宅地では、建ぺい率40〜60%が一般的です。

容積率は、土地面積に対する延床面積の割合で、60〜200%程度が標準的です。

例えば、100坪の土地で建ぺい率60%、容積率200%の場合、1階の建築面積は最大60坪、延床面積は最大200坪まで建築可能です。

二階建てであれば、各階60坪ずつ、合計120坪の家を建てられる計算になります。

これらの制限は、土地を購入する前に必ず確認し、希望する間取りや建物の規模が実現可能かチェックしておきましょう。

特に豪雪地帯では、屋根の構造や落雪スペースも考慮した建築計画が必要です。

⑤インフラと接道|上下水道・ガス・道路幅員の確認

建物を建てるためには、その土地が建築基準法上の道路に2メートル以上接していることが必要です(接道義務)。

飯山市内でも、古い住宅地では道路幅が4メートル未満の場所があります。

この場合、道路の中心線から2メートル後退して建築する必要があります(セットバック)。

また、豪雪地帯では道路幅員が除雪作業に影響します。

道路幅が狭いと除雪車が入れず、冬季の生活に支障をきたす可能性があります。除雪体制が整っているかも確認しましょう。

上下水道の整備状況も重要なチェックポイントです。飯山市の市街地では公共下水道が整備されていますが、郊外エリアでは浄化槽を設置する必要があります。

飯山市では浄化槽設置補助金(5人槽の場合39万円)が利用できるケースもあります。

ガスについては、多くのエリアでプロパンガスを使用しています。都市ガスに比べてランニングコストは高くなりますが、災害時の復旧が早いというメリットもあります。

電気・水道の引き込み工事が必要な場合、その費用も事前に見積もっておきましょう。

特に、郊外の土地では引き込み工事に予想以上の費用がかかることがあります。

⑥地盤の強度|地盤改良費用を想定しておく

飯山市は千曲川に近いエリアを含むため、地盤の状態はエリアによって大きく異なります。

軟弱な地盤の土地では、建物を建てる前に地盤改良工事が必要になり、50万円から100万円以上の追加費用がかかることがあります。

土地を購入する前に、周辺の地盤データや過去の地質調査データを確認しておくことをおすすめします。

地元の工務店やハウスメーカーに相談すれば、そのエリアの地盤特性についてアドバイスをもらえます。

地盤が弱い土地でも、適切な地盤改良工事を行えば安全に建築できますが、予算に余裕を持たせておくことが大切です。

⑦災害リスク|ハザードマップで安全性を確認

飯山市は、千曲川などの河川があり、大雨時には洪水のリスクがあります。

飯山市が公開している洪水・土砂災害ハザードマップで、検討している土地が浸水想定区域に含まれていないか確認しましょう。

ハザードマップでは、想定される浸水の深さが複数の段階に色分けされています。

また、土砂災害警戒区域(イエローゾーン)と土砂災害特別警戒区域(レッドゾーン)も示されています。

2019年の東日本台風(台風19号)では、千曲川流域で甚大な被害が発生しました。

飯山市でも今後同様の災害が発生する可能性を考慮し、できるだけ安全なエリアを選ぶことが重要です。

浸水想定区域内の土地でも、2階建て以上の住宅にして避難スペースを確保したり、基礎を高くしたりすることで、リスクを軽減できます。ハザードマップを確認した上で、建築会社と対策を相談しましょう。

また、豪雪地帯特有のリスクとして、屋根雪の落下や建物倒壊のリスクも考慮する必要があります。

平成18年豪雪では、飯山市内で住宅の全壊6棟、一部損壊19棟の被害が発生しています。

⑧セットバック|道路後退で敷地面積が減る場合も

前述したように、幅員4メートル未満の道路に接する土地では、セットバックが必要になります。

セットバックとは、道路の中心線から2メートル後退して建築することで、実質的に使える敷地面積が減少します。

例えば、100坪の土地でも、セットバック部分が10坪あれば、実際に建築に使えるのは90坪になります。

セットバック部分は敷地面積には含まれますが、建ぺい率や容積率の計算には含まれません。また、セットバック部分は飯山市に寄付する必要があります。

土地を購入する際は、セットバックの有無と、その面積を必ず確認し、実質的な建築可能面積を把握しておきましょう。

特に豪雪地帯では、落雪スペースも考慮した上で、十分な敷地が確保できるか検討が必要です。

<データ引用元>
飯山市洪水・土砂災害ハザードマップ
https://www.city.iiyama.nagano.jp/soshiki/kikikanribousai/bousaisyoubou/sonae/iiyama-dosha-hm
長野県 克雪住宅普及促進事業
https://www.pref.nagano.lg.jp/kenchiku/kurashi/sumai/shien/kokusetsu.html

土地選びに迷ったら専門家に相談するという選択肢もある

ここまで土地選びのポイントを解説してきましたが、実際に一人ですべてを確認し判断するのは簡単ではありません。

特に豪雪地帯である飯山市では、雪国特有の注意点も多く、地元の事情に精通した専門家のアドバイスが重要です。

土地と建物を同時に検討すべき理由

土地選びと建物の設計は、本来切り離して考えるべきではありません。特に豪雪地帯である飯山市では、土地の条件と建物の設計が密接に関係します。

土地の形状や方角、高低差、接道状況、そして除雪状況によって、最適な建物プランは大きく変わります。

例えば、南向きの整形地であれば、リビングを南側に配置した一般的なプランが適しています。

しかし、北向きの土地や変形地の場合は、中庭を設けたり、吹き抜けを作ったりといった工夫が必要になります。

また、屋根の形状や融雪設備の有無、落雪スペースの確保など、豪雪地帯ならではの設計要素も土地の条件に応じて最適化する必要があります。

土地を先に購入してから建築会社を探すと、その土地に最適なプランを提案できる会社が見つからない可能性があります。

逆に、建築会社を先に決めておけば、その会社の得意とする設計に合った土地を一緒に探すことができます。

工務店に相談するメリット

地元の工務店やハウスメーカーは、その地域の土地情報に精通しています。

飯山市内で長く事業を続けている工務店であれば、どのエリアの地盤が強いか、どの場所が洪水リスクが高いか、冬季の除雪体制はどうなっているかといった情報を持っています。

また、不動産会社には出回っていない、いわゆる「未公開物件」の情報を持っていることもあります。

地主との直接の付き合いがある工務店なら、売り出し前の土地を紹介してもらえる可能性もあります。

建築のプロの目で土地を見てもらえるため、地盤の状態、接道の問題、隣地との境界、そして豪雪地帯特有の注意点など、素人では見落としがちな問題点を指摘してもらえます。

また、その土地でどのような建物が建てられるか、克雪対策はどうするか、概算の建築費用はいくらかといった相談もその場でできます。

特に飯山市では、克雪対策の経験が豊富な地元工務店に相談することで、融雪設備や耐雪構造、断熱性能など、雪国での快適な暮らしを実現するための具体的なアドバイスを受けられます。

相談のタイミング

工務店への相談は、本格的に土地を探し始める前、つまり「そろそろマイホームを建てたいな」と考え始めた段階で行うのがベストです。

まず、どのくらいの予算で、どのような家を建てたいのかを相談します。

豪雪地帯である飯山市では、克雪対策にかかる費用も含めて予算を検討する必要があります。

その上で、予算内で実現可能な土地と建物のバランスについてアドバイスをもらい、具体的な土地探しをスタートします。

気になる土地が見つかったら、一緒に現地を見に行き、その土地での建築プランや概算見積もりを出してもらいます。冬季の除雪状況や日照条件なども確認してもらえます。

こうすることで、土地購入の判断を的確に行え、購入後のトラブルや後悔を避けることができます。

まとめ

飯山市で注文住宅を建てるための土地探しについて、価格相場から人気エリアの特徴、失敗しないためのチェックポイントまで詳しく解説してきました。

飯山市の土地価格は、坪単価約3.7万円前後が平均的な相場で、長野市と比べて約4分の1程度と非常にコストパフォーマンスに優れています。

飯山駅周辺の利便性の高いエリア、静間エリアの住環境の良さ、木島エリアの広々とした環境など、それぞれ異なる魅力を持ったエリアがあります。

土地選びでは、立地条件や予算配分、用途地域や建ぺい率・容積率の確認、インフラ整備状況、地盤の強度、災害リスク、セットバックの有無など、多くのチェックポイントがあります。

特に飯山市は特別豪雪地帯に指定されており、土地の形状や方角、積雪への対策、落雪スペースの確保、冬季の除雪体制など、豪雪地帯特有の注意点も考慮する必要があります。これらを一つずつ確認し、総合的に判断することが大切です。

土地探しに不安がある場合は、地元の工務店やハウスメーカーに早めに相談することをおすすめします。

特に豪雪地帯での建築経験が豊富な地元工務店であれば、克雪対策も含めた最適な土地選びと建築プランを提案してくれます。

土地と建物を同時に検討することで、より満足度の高いマイホーム実現への近道となるでしょう。

飯山市での理想の土地を見つけ、雪国の豊かな自然環境の中で素敵なマイホームを建てられることを願っています。